心の扉
第1の門
・生きること、死ぬこと、幸せになることは平等であると気づく
・自分の心の中にある物差しに気づく
・タイミングと方向性に気づく
・気になる。ではなく気づく
第2の門
・波動、念、魂、肉体について
・カルマ、トラウマ、潜在意識の浄化について
第3の門
・自己浄化のためのヒーリング呼吸実践
・小さな喜びと少しの感動を大切にする
・直感力を鍛える
【第1の門】
①生きること、死ぬこと、しあわせになることは平等であると気づく
生きていれば、必ず死が訪れる。
誰もが理解していることです。
死から逃れられる人は居ません。
生きることも、死ぬことも、私たちには平等に与えられています。
同じように、しあわせになることも平等に与えられているのです。
しかし、「私はしあわせではない」と考えている人が多いのには驚きます。
その理由は2つあるでしょう。
1つ目は、しあわせの形は実に多様であるために、しっかりと自覚しないと見つけることができないものであるから。
2つ目は、目指すしあわせを形にするには、努力という名の行動力を必要とするからです。
「私はしあわせではない」と感じている人は、しあわせの意味をはき違えているか、努力をしていないのです。
そして、ただうらやましがったり妬んだりします。
今、生きていること。
それが何よりもしあわせなことです。
自分を取り囲んでいる人、物、全てに感謝の気持ちを持てたら、あなたは誰よりもしあわせな人になります。
今、生きていることに充分なしあわせを感じることが出来ない人が、何を手にしても結局しあわせにはなれません。
大金を手にしても、肩書を手に入れても、結婚しても、願って離婚をしても、結局文句ばかりを言い、しあわせになれない人になるのです。
そういう人は、そもそもしあわせの意味をはき違えているのです。
しあわせになるには、しあわせとは何か。に気づく必要があります。
今、生きていることに深く感謝出来ること。
これこそがしあわせに気づくために必要なことです。
自分にとって良いことが起こったから感謝する。
そうではありません。
すべてが奇跡だということに気づくこと。
目の前の出来事に意味はありません。
自分の心が良い悪いという意味をつけているのです。
いつか振り返った時に『良い出来事だった』と思える自分になれば良いのです。
自分は運が悪いから。
生まれた環境が悪いから。
お金が無いから。
などの考えも無意味です。
「すき好んでこの親のもとに生まれてきたんじゃない」と思うかもしれません。
しかし、それは大きな間違いです。
どの家に生まれるか。それはあなたが選んだことなのです。
意外に思うかもしれませんが、全ての子は自分の意思で「この家に生まれよう」と決めています。
しかも、生まれてくるには激烈な競争を勝ち抜かなければならないのです。
勝ち抜いて、自分の意思で今の家に降りてきたのです。
霊界で修業を積んで、現界でその実力を発揮しようと降りてきたのです。
目的はただ1つ、しあわせになることです。
自分が生まれ育った家をしあわせにすること。
女性は嫁いだ先の家をもしあわせにすることを使命として降りてきたのです。
つまり、しあわせと感じていない人は人生の目的を達していないことになります。
足元にしあわせは転がっています。365日しあわせを感じるのはとても大変なことです。
人間ですから感情がぶれます。
けれども辛い中でもしあわせを見つけられる力を持っていることに気づくことが、とても大切なのです。
昔、近所に住んでいたある年配の女性で、口癖のように
「うちのおやじなんてくたばっちまえばいいんだよ」と言っている方がいらっしゃいました。
私も何度も聞かされました。
そうしたら、ある日、本当に急にご主人が亡くなってしまいました。
しばらくしてお会いした時に
「死ねばいい。死ねばいい。と言っていたけれど、いなくなると寂しいもんだね」
とおっしゃるので、黙って笑っていましたら、その女性が急に泣き崩れたのです。
その時に、本当のしあわせに気づいたのでしょうね。
遅いです。亡くなってから、失ってからでは遅いのです。
家族が元気でそばに居てくれる。
それがどれだけしあわせなことか、足元を見ていなかったということです。
理想があり、自分のしあわせの形を明確に描ける人は、近付けるように努力すればいい。
何を理想としても構いません。大金を稼ぐのが理想でもいいのです。
それが自分にとってのしあわせで、周りの人もしあわせに出来るという自信があれば実現に向けて努力してください。
選択肢はいくらでもある。
世の中には様々な環境の人をサポートするために色々な制度があります。
情報を集めもしないで、努力する腹も括らないで人をうらやむのは間違っています。
努力しても上手くいかないのであれば、方向性が間違っているか、努力が足りないということです。
一度失敗したとしても、それでも選択肢は常に無限にあります。
そこで立ち止まって前に進まなくなったら、理想には近づけないでしょう。
色々なしあわせの形があります。
どれも正解です。
ですが、全てのしあわせの根本にあるのは、自分と家族と周りの人が健康に生きているということに感謝の気持ちを持ち、しあわせと思えるかどうかです。
自分が気づかなければしあわせは手に入りません。
しあわせとは気づきです。
気づく力をすでにもっているからこそ、この世に生まれてきたということを改めて認識してください。
②自分の心の中にある物差しに気づく
しあわせに気付くために一番邪魔になるのが、自分の心の中にある物差しです。
物差しがあると判断をするのが人間です。
いい。悪い。許せる。許せない。という判断をするのです。
また、他人と比べはじめます。
この物差しは自分で勝手に作ってしまったものです。
私が良く使う例えは、バンジージャンプとスカイダイビングの例です。
どちらの方が怖いでしょうか。
私は、バンジージャンプの方が怖いと思っています。
それは、スピードや高さの物差しになりえる物が沢山目に入って来る状態だからです。
スカイダイビングは物差しになる建物などが目に入って来ませんので、実際にはものすごいスピードで落ちているのですが、
まるで空を飛んでいるような感覚になります。
落下の恐怖心は消えるのです。
心の中をスカイダイビング状態にして、小さな物差しをどんどん捨てて行くことが大切です。
心の中に小さな物差しが沢山あると、ちょっとしたことで相手や出来事を判断し、大げさに感情が動くことになります。
許せる人には寛大になりますが、ちょっとでも許せない人には締め出すような行動を取ります。
初対面では印象が悪かったけれども、話をしてみたらいい人だった。という経験は誰もが持っているでしょう。
それも、心の物差しがみえる体験です。
物差しで物事を計っていると自分も疲れます。
要らない物差しは捨てましょう。
物差しで物事を見て、自分の心に嘘を言って生きていると鬱になります。
仕事を辞めたら人並みに生活ができないのではないか。とか、
社会的な信用を失うのではないか。とか、
この仕事が続けられないなんて人間として失格じゃないか。とか。
本当に自分の好きな仕事であれば、世間の目を気にして物差しを当てはめようとはしません。
通勤を入れると18時間働いている人も世の中には沢山います。
薄給でも仕事が楽しくて仕方が無い。という人が沢山います。
本当に自分の好きな仕事なら物差しにあてはめることなく、頑張れるのが人間です。
好きだからこそ、物差しで計ることをせずに、遊び心を出して仕事を楽しんでいるのです。
キツイ中でも遊び心を出せるのであれば自分に合っている仕事です。
遊び心を出せない仕事であれば辞めてしまえ。
身体を壊してまで続ける必要なし。
「生活のために仕事を続けなければならない」というのであれば、改めて考えて下さい。
「生活」を計る時に物差しを使っていないかどうか?
仕事を楽しくする遊び心を自ら作り出そうとちゃんと努力しているかどうか?
人間は13の才能を持って産まれてきています。
13の才能のうちどれか1つでも磨く事が出来れば、辛い思いをして生きる必要はありません。
正確には、「はたから見たらすごく頑張っているように見えるけれども、本人には頑張っている自覚がないから辛くない」状態と言えるでしょう。
つまり、自覚的に頑張らないで生きる姿こそが本当の姿なのです。
13の才能に気づく為には心の中にある物差しを捨てて、魂の声に耳を傾ける必要があるのです。
いくら指が5本あるからといって、5本の指全てに物をひっかけて持ち続けるなんて不可能です。
何か欲しいものがある時には、今持っているものを先に手放す必要がある。
物差しを捨てて、しあわせの基準を自分で作ってください。
基準は世間や他人の中にあるのではありません。
自分の中にあるのです。
しあわせの基準ができれば占いに依存することもなくなります。
子どもがいて、すくすく育って旦那が金持ちで、何の不満が無さそうな人でも、不満さがしをすることがたいへん多い。
「うちの息子は頭が悪くて」「うちの娘は漫画しか書かない」とか。
自分の子供が大きな病気もせずに、その子なりのペースで才能を伸ばそうとしている状態に何の不満があるのか。
まず、その子たちが健康であれば何の問題もないのです。
例えば、子供たちが不登校になって引きこもるという状況が発生したとします。
最初は怒ります。
「学校行かないとどうなるかわかってるの!」などと。
ところが、それでも反応が出ずに引きこもりが続くと、考えが変わります。
「問題だけは起こさないでほしい」
更に時間が経つと、「元気であればいい」という風に考えは変わって行く。
何か問題が起きると、最終的に「生きていてくれさえすれば」と親は言います。
普段からその気持ちで接しなくてはならなのです。
「生きていてくれさえすれば」と思えば、エゴを押しつけることも無く、焦ることもなく、愛と感謝と喜びの気持ちを持って家族に接していけるのです。
物差しではなく、しあわせの基準で生きてください。
物差しを捨てないと、しあわせに気づくことができないのです。
「年収1000万以上の男性がいい」と言っている女性がいるとします。
物差しから出た発言です。
「年収1000万円以上の男性に見合う女性になれるように努力する」という理想であれば構いません。
しかし、何の努力もせず、ただ単にステータスや見栄で男性の年収に物差しをあてはめる人は、結局理想の男性からは相手にされずに終わります。
年収1000万円以上を稼ぐ仕事をしている人は相当の努力をしています。
それだけ価値観もしっかりしているものです。
仕事も適当、なんの努力もせず、他人に作られた物差しに振り回されている女性に魅力的など感じるわけがないのです。
万が一、美貌で男性を釣り上げることが出来たとしても、結局は時とともに家庭に不和が訪れます。
疲れて帰って来た旦那に向かって
「いつも一人で居てつまらない」「早く帰って来た日くらい食事に連れて行け」
などの発言をするからです。
男性から見ると仕事とプライベートの区別がつかない人としか思えません。
それを可愛いと思う男性であればいいのですが、プロ意識が強い男性ほどその甘えた発言にうんざりしてくるものです。
物差しで行動すると我欲が生まれます。
しあわせは生まれないのです。
我欲は争いしか生みません。
70歳の老人が今後の人生を考えて、1日1万円 × 365日 × 10年として約3600万円欲しい。
という気持ちを持つのは我欲ではありません。
しかし、70歳の老人が今後の人生を考えて10億円欲しい。という気持ちを持つのは我欲です。
お金が残ったら争いが残ります。
本当のしあわせは生まれないのです。
ですから、物差しで行動せず、しあわせの基準をしっかりと心に留めて行動する努力が必要なのです。
人間の成長は何を受け入れるかで決まるのです。
いろんなものを受け入れて、うまくこなせた所に成長がある。
物差しを作って小さな事に一喜一憂せず、受け入れてください。
色々な事を受け止め、ゆっくりと判断をすればいいでしょう。
受け止めても心が疲れなければそれで問題ないでしょう。
不必要な物差しはすぐに捨てましょう。
③タイミングと方向性に気づく
努力することが大切とは言っても、タイミングや方向性がずれていれば徒労に終わります。
タイミングとはエネルギーです。
エネルギーが整っていない状態で色々なことにチャレンジしても歯車がかみ合わずに失敗します。
タイミングを知るには自分のコンディションに敏感になることが大切です。
心の状態がいい時、体調がいい時はエネルギーが溜まっています。
気力も体力も満ちている状態、マイナスのエネルギーに邪魔されてない状態のことを、『良いタイミング』と呼ぶのです。
人間だれしも、自分の持っているエネルギーを365日全開にして生きていくことはできません。
また、100のエネルギーを365日で割って均等に出して行くこともできません。
エネルギーは増減しますし、様々なものの影響を受けます。
ですから、自分のコンディションをしっかりと把握して、タイミングというエネルギーを自ら作り出すことが大切なのです。
エネルギーが落ちている時はしっかり休む。
後ほど紹介するヒーリング呼吸をする。
身体の周りにあるマイナスのエネルギーを消す。
などしてエネルギーの調整をしていきます。
私たちは、目に見えないエネルギーに左右されて生きています。
宇宙の誕生もエネルギーのぶつかり合いです。
すべてのものはエネルギーをもっています。
地球からは地球のエネルギーが出ている。
我々が作ったものも全てエネルギーが出ている。
あらゆる物質から、エネルギーが出ているのです。
人からも、建物からも、です。
そのエネルギーにはプラスとマイナスの2種類があります。
ですから、エネルギーがプラスかマイナスかを見極められるようになり、プラスのエネルギーだけを取り入れるようにすれば、自然に運気は上がって行きます。
人間の幸運、不運は生まれながらに決まっているものではなくて、いかに地球上にあるプラスのエネルギーを自分のものとして使えるかによって大きく変わります。
ところが、ここに1つ落とし穴があります。
せっかくプラスのエネルギーを取り入れても、身体のコンディションと気持ちのコンディションが上々だと、そこで満足をしてしまう人が多いのです。
これではタイミングも活かせません。
満足からは進歩、進化はないのです。
満足すると、そこがゴールラインになってしまう。
満足するとそこで動きが止まる。
お腹一杯になると満足で動きが止まりますよね。
何事も満足しては進歩が無くなるのです。
満足したり、不安定になったり。を繰り返している状態を図で表現すると、ギザギザグラフのイメージです。
しあわせになっていく状態を図で表現すると右肩あがりのグラフです。
小さくまとまって満足してしまうケースがありますが、それは間違いです。
満足感は安心と連動しています。
結婚する事が目的だった人は、結婚したと同時に安心します。満足します。
すると、そこから堕落していく事が多いのです。
結婚して、しあわせで在り続けることを目的にしてください。
右肩上がりのしあわせを貪欲に求めて下さい。
ですから、欲望はエネルギーを作り出すうえでとても大切なものです。
人を傷つけるほどの我欲は捨てなければなりません。
ですが、自分の魂が素直に望むことや、周りをしあわせにすることを形にするための欲望はどんどん持って下さい。
人間はだれでも何かを作り上げるエネルギーを持っています。
そのエネルギーを使って何かを形にしたい。という欲望があるのです。
満足してしまっては、欲望を満たすことができません。
人間欲を捨てることなどできません。
欲を捨てたいと思うことも欲です。
欲望は様々な進化をもたらしたり、救いをもたらしたりします。
例えば、好きな人とうまくいくように自分磨きを頑張る。これも欲望に沿った行動の1つです。
上手くいかないかもしれない。
けれど、磨かれた自分が残る。
なによりも素敵なことではないですか。
そのあなたの姿にあこがれた友人に、変身の方法を教えてあげられたら、しあわせが伝播されていきます。
これまた素晴らしいことです。
欲望が達成された時、心が満たされてすばらしいエネルギーが生まれます。
そして更に新しい欲望を形にすることができ、好循環が回るのです。
身も心も満たされている状態の時は最高のタイミングである事をしっかりと意識して、満足をせず欲望を意識してください。
タイミングは波のようなものですから、自分が意識をして日々エネルギーの調節に努力をしていれば、一定の周期で必ずやってきます。
タイミングであることに気づけるように感覚を磨いて下さい。
タイミングという波は、自分で作って自分で乗るものです。
心と身体は2つで1つのエネルギーです。
心が崩れても体調が悪くなるし、体調が崩れても心が調子悪くなります。
人の悪口ばかり言う人は顔が曲がってきますよね。
心のエネルギーのありようが表情に現れてしまうことからも、心と身体のつながりはよくわかるでしょう。
身体はエネルギーに素直に反応していきます。
「可愛いよ、可愛いよ」と言われ続ければ人は可愛くなります。
「必ず治るからね」と声をかけて身体をさすれば必ず治ってくる。
逆にマイナスの言葉はマイナスの身体を作ってしまう。
自分が発する言葉のエネルギーがプラスエネルギーを持っているかどうか気づけるようになりましょう。
自分の口から発せられた言葉をまず聞くのは、自分の耳です。
私はおしゃれをすることもプラスのエネルギーを産み出し、運気を上げていく、タイミングを作り出す上でとても大切なことと考えています。
おしゃれをした時、人は一番いい顔をしていると思いませんか。
気に入った服を着ている時と、気に入らない服を着ている時では、顔が全然違います。
20万円のスーツを着ると「20万円のスーツを着ている」というプライドが生まれます。
いいプライドはプラスのエネルギーです。
すると、態度が変わります。
20万円のスーツを着て道端の花壇に腰をかける人は居ないでしょう。
スーツを着たり、化粧をする事によって気持ちが引き締まり、しっかりと仕事に取り組む事ができるのです。
汚れている。いない。もプラスとマイナスが分かりやすい重要な視点です。
常に洗濯してあるものを着ている事が、プラスのエネルギーを身につける上では大切。
「あ、汚い」と人から思われるのは、マイナスのエネルギーを投げつけられているのと同じ状態だと思って下さい。
おしゃれでエネルギーを強くしましょう。
全身からプラスのエネルギーが出ていれば、みんなの視線はそちらを向きます。
その人と友達になりたい。とも思います。
頑張っていても嫌な事が続くと、ゲンを担ぎたくなるのも人間ですが、ゲンを担いでも極端にいいこと、わるいことは起こらないと思って下さい。
YES、NOのハッキリ出るゲン担ぎは精神に負担をかけて、心がマイナスの状態になりますので、当たり障りのない範囲でゲンを担いで下さい。
「この料理屋で飲むといい気分で酔えるんだよなぁ」程度が一番です。
私のお客様で、海外出張の前に必ずサロンに立ち寄る方がいらっしゃいます。
これも一種のゲン担ぎ。その程度で収めましょう。
ゲンを担いで一番良くないのは、「よし!担いだのだから、何かいい事あるぞ!」と思うことです。
無事に1日を終えられることが何よりもいいことなのに、それ以上を望んでしまう。
「結局何もおきなかったなあ」と思うことでプラスのエネルギーが減ってしまいます。
何か悪いことがあると、「ゲンを担いだのに」となってしまう。
とても勿体無いことです。
ここまで、プラスのエネルギーを日々の生活で取りこむちょっとしたコツをお伝えしました。
タイミングのエネルギーを作り出すことに気づいたら、あとは自分の才能を意識して欲望を持ち、日々努力を積み重ねてください。
突然ですが、人は13の才能を持って生まれてきます。
その中で、今自分が磨くべき才能を見つければいいのです。
地球上に生きている人で才能が1つも無い人はいません。
沢山のことを同時に出来る人は、沢山の才能の芽を伸ばしているのです。
それは今までの過去生での積み重ねによるものです。
だから、今、才能に気づいて、今、才能を磨けばいいのです。
才能は、磨いた時に本当に光り輝きます。
才能は自分の過去を紐解けばいくらでも見えてきます。
まず、冷静に幼稚園のころからの自分の行動を振り返りましょう。
そして、嬉しかったこと、楽しかったこと、自分に自信が持てた事を沢山思いだしてください。
100メートル走では誰にも負けない自信があった人も居るでしょう。
読書感想文でいつも褒められて、うれしかったこともあるでしょう。
沢山思いだしてみてください。
続いて、あの時にこうしたらこうなっただろうな。と思える瞬間を洗い出します。
もっと努力していれば結果が変わったかもしれない。とか、
決断していれば変わっていたかもしれない。という瞬間です。
これも誰にでもあるはずです。しっかりと思い出します。
さあ、どうでしょう。
思い出した出来事の中に、すでにあなたの才能は見えています。
好き、と思えるのも才能です。
それが、あなたが求めている答えです。
自分が才能をもっていることに気づいているから、今思い出せているのです。
過去にあてはめると、答えが出るのです。
そして、その才能を磨かなかったのが今の自分です。
ですが、人生に折り返し地点はない。
スタートからゴールまで一直線。
だから、今更、という事もない。
今気づいた自分の才能を丁寧に磨いていきましょう。
もし、あなたが迷うのであれば、それは物差しを使って判断しているからです。
自分が求めていない所、合わない所に無理に居ると、人間の成長は止まります。
心が折れると自分の成長を自分で止めてしまいます。
それが長く続くとあきらめから入ってしまうようになります。
「私にはもう無理です」「私にはできません」となってしまう。
でも、間に合います。
今からでも、気づけばここからが再スタートのタイミングづくりです。
自分の才能を磨く努力という行動を起こしましょう。
才能を磨けば、辛い思いをせず、楽しみながら人生を送れるようになります。
④気になる。ではなく気づく
ここまで、しあわせになるために必要な3つの気づきについて伝えました。
気づくということは、向き合うということです。
今まで目を向けていなかったこと、何となく気になってはいたけれども見て見ぬふりをしていたことについて向き合うということです。
同じ過ちを繰り返す人、同じ所をぐるぐる回る人は、
気づいているようで気づいていないのです。
気にしているだけなのです。
本当に気づき、向き合い、努力という名の行動力を発揮したら同じ過ちをしません。
状況が変わり、嬉しくなり、ポジティブなエネルギーが生まれます。
ところが、気にしているだけの場合、状況が変わらないうえに「嫌だなぁ」というマイナスの感情がいつも付きまとう事になります。
気になることに蓋をしたり、ついたてを立てたりして、一時的に見えなくすることも可能です。
ですが、何かの拍子にその蓋はまた開くのです。
そして、「嫌だなぁ」というマイナスの感情が再び生まれます。
今が気づくタイミングです。
向きあいましょう。
気になっていることを自力で気づきに持っていきましょう。
気づく覚悟が出来ると、「嫌だなぁ」と思っていたことに立ち向かえます。
そして、改善できます。
自分にも人にも、喜びと感動を与える事ができます。
常にプラスのエネルギーを感じて心を安定させて、しっかりと向き合えば本当の自分が見えてきます。
私たちの魂はすでに気づいているのです。
気づくとは悟ることです。
人間はみな、霊界で悟りを開いて生まれてきています。
生まれることも悟り、死ぬことも悟り。
生まれたんだなぁ。と気づくから人生がスタートします。
死んだんだなぁ。と気づくから霊界に帰れるのです。
浮遊霊は自分が死んだことに気づいていないので、いつまでも成仏できません。
多くの人は、生きている間に迷いが生じる。
それは、物差しが出来てしまうからです。
悟りのための修行を今生でする必要はありません。
魂はすでに悟っているのです。
魂はすでに気づいているのです。
子どもは生まれた時から善悪の区別がつきます。
それは、すでに魂が悟っているからです。
魂の中にプラスのエネルギーもマイナスのエネルギーも入っていて、その違いに気づいているからです。
だから、大人が少し注意をするだけで魂がすぐに気づきます。
魂は必要な経験をするために、自分で必要な身体と親を選んで生まれてきます。
人間の肉体を借りて、霊界で悟ったことを実践するのが生きることの意味です。
自分が何をすべきなのかに気づくのです。
悟るというと、神になるようなイメージがあります。
ですが、生きている間は肉体という鎧を着ていますから、どうやっても人間です。
寿命が終わって霊界に帰る時、どの魂も神のエネルギーの一部になります。
あなたの魂はもともと、神という大きなエネルギーの一部なのです。
神を目指して修行する必要はありません。
多くの人が気づきを得ることで、世の中は調和に向かいます。
気づくこと自体が大きなプラスのエネルギーなのです。
調和が生まれると、争いごともなく、お互いを尊重し、ストレスを感じずに生きる事が出来ます。
なぜ、もめごとが起こるか。
物差しで人を見るからです。
努力していない自分を良く見せたいからです。
本当に努力して自分を磨いている人は、他人を物差しで測ったりしないのです。
神になりたい、と悟りの修行をする人は、
他人や自分の心に住む不安、畏れ、憎しみを解き放ちたいと思っているのでしょう。
気づけばいいのです。
自分の才能に気づき、努力する。
そして、他人を幸せにしていく。
周りとの調和をうみだしていく。
半年後、1年後に実現したい事を紙に書いて努力という名の行動を起こしましょう。
自分の道筋を描くために、忘れていた事を思い出すために書く。
書いて確認作業をする。
それを達成するために誰でも死ぬ1秒前まで努力ができる。
努力しつづけていると、やがて、自分の心の中にある大きなプラスのエネルギーが、周りにも分け与えられていきます。
あなたの大きなエネルギーが他の人をしあわせにするのです。
気づきが次の門を開けます。
しっかりと時間をかけて気づいてください。
【第2の門】
①魂、念、肉体、波動について
気づきを得て、才能を自覚し努力という名の行動を起こしはじめても、なぜか上手くいかないケースがあります。
その時は、人間の眼には見えないエネルギーが作用している場合があります。
霊的なしわざ。と言われるものです。
第1の門でプラスのエネルギーとマイナスのエネルギーの話をしました。
霊といわれるものもエネルギーです。
ですが、マイナスのエネルギー体です。
マイナスのエネルギー体が強く影響を及ぼしていると、プラスのエネルギーが力を発揮できなくなります。
何故、マイナスのエネルギー体が強く働いてしまうのか、その背景にある要因を2つご紹介します。
1つ目は、ご先祖様の記憶が細胞に残っているために起こるマイナスのエネルギー。
2つ目は、ご先祖様が成仏していないために起こるマイナスのエネルギーです。
まず、1つ目のご先祖様の記憶が細胞に残っているために起こるマイナスのエネルギーから説明しましょう。
医学の世界でも、細胞記憶理論仮説として検証されはじめています。
脳は記憶装置ではありません。
どちらかというと、様々なエネルギーを感じて処理をする受信機の役割をしています。
臓器移植を受けた患者が、ドナーの記憶を持つことがあることからもそれは明らかです。
基本ですが、人間は魂と肉体からできています。
魂の中にはプラスのエネルギーもマイナスのエネルギーも両方入っています。
必ず両方必要です。マイナスがあるからプラスの力も感じる事ができます。
魂は永遠なるエネルギーです。
輪廻転生を何回も繰り返す、神のエネルギーです。
それに対して肉体=身体は一代限りのものです。
今産まれてきた家から借りている乗り物だと思って下さい。
だから大切に使わなくてはならないのです。
その身体の中の細胞には、先祖代々の記憶が残っています。
それが遺伝と言われるものです。
顔形から、病気まで、先祖代々の記憶を肉体を通じて受け取っています。
ただ、結婚により血が薄まります。コーヒーに水を足していったら薄くなりますね。
例えば、病気の遺伝は3代までで4代目から消えることが多くあります。
血が濃いとは、血縁での結婚によりコーヒーが薄まらない状態を指します。
私たちは霊界で勉強してきたことを実践するために生まれてきています。
実践にあたって必要な乗り物が肉体です。
乗り物の性質は少し頭に入れておいた方がよいでしょう。
ご先祖様の記憶にはプラスのものとマイナスのものがあります。
プラスの場合は、家系の特質として大事に受け取ってください。
ただし、マイナスの場合はみなさんがプラスに変えなければなりません。
男性は自分が生まれた家を繁栄させることが必要です。
女性は嫁いだ先の家をも繁栄させることが必要です。
マイナスの要素がある場合は、みなさんがプラスに変えて家を守る必要があります。
マイナスの要素は現状の問題として必ず浮上します。
例えば、離婚・子供ができない・結婚できない・ひきこもり・暴力・病気など様々です。
私たちが借りている身体の中に詰まっている細胞の記憶は、私たちの行動や思考を左右します。
ご先祖様のマイナスの記憶が細胞に染み込んでいると、そのご先祖様と同じような人生を生きてしまうのです。
例えば、ご先祖様が家族に暴力をふるう人であった場合、気づいてプラスに転化することをしないと同じように暴力をふるってしまいます。
しかも因果応報ですから、家族に暴力をふるった人は自分が老いた時に家族から見捨てられ寂しい思いをして亡くなることになるのです。
このように、魂はまっさらな状態で生まれてきても肉体が色々な記憶を持っていますから、自分の産み出した気づきのエネルギーで1つ1つを消していく必要があるのです。
続いて2つ目、ご先祖様が成仏していないために起こるマイナスのエネルギーについて説明します。
私たちの魂は、霊界に帰る前に幽界という所で今世のアカを流して反省し、自分の行動に気づかなければならないように出来ています。
幽界から霊界に帰る事が本当の成仏です。
人を傷つけてきた人は、傷つけられた側の感情を味わい、何年も何年も反省をすることになります。
仏教では地獄を描いていますが、まさに幽界でのおしおきこそ地獄のイメージそのままです。
今生の負の遺産を、そこで全て昇華しなければなりません。
人をいじめてきた人はいじめられた人の気持ちのまま、何十年もそのままです。
人を傷つけた人は、その痛みを何十年も背負っている。
人をだましたら、だまされた感情になって何十年もいる。
幽界の目的は、気づけるかどうかです。
人を傷つけるとはどういうことかと気付けるかどうか。
「嫌だ!いやだ!」という気持ちは気づきではありません。
してはいけないということに気づくまで、延々とおしおきは続きます。
魂は、正確に言うと念と魂の2重構造です。
魂のまわりを念がコーティングしているイメージを持って下さい。
亡くなると、魂はすっと幽界に向かいます。
しかし、念だけが残ることが多々あるのです。
思い残してきたことがある場合、悔しかったことがある場合、本人が死んだことに気づいていない場合などは念がこの世界に残ります。
魂が気づきを得ると、念もすっと現界から幽界にあがっていき、2つがセットになって霊界に帰って行きますが、気づきの遅い魂の念はずっと残ります。
何十年、何百年も浮遊している念もあります。
魂は基本的にプラスのエネルギーです。
魂と念がセットになっている場合は問題ないのですが、魂が抜けてしまった念は本当にあぶないものです。
私たちが浮遊霊と呼ぶものは、念のみがふらふらしている状態のことを指します。
現界に残る念はマイナスの思いを抱えています。
魂というプラスのエネルギーの支えを失った念は、そのままマイナスの状態で浮遊し続けるのです。
先祖の念が子孫に影響を与えると、上手くいくべきことが上手くいかなかったり、ここぞというタイミングで足を引っ張られたりします。
家の中がいつもイライラしていて落ち着かない空間になります。
トラブルが絶えない家族になります。
念は鎮めても鎮まらない。
幽界に返してあげなければいけない。
もし、先祖の念が原因で家の中によくないエネルギーが流れているようであれば、力のある人に除霊してもらう必要があります。
自分で触るのは大変危険です。
浮遊している念を幽界に返すことを除霊といいます。
幽界で足止めされている魂を霊界に返すことを浄霊といいます。
自殺も先祖の念や細胞の記憶が絡んでいる事が多々あります。
「死にたい」と思うまでの気持ちはつらいでしょう。
しかし、自殺は反則です。絶対に許されません。
人を殺してはいけなくて、自分を殺していいわけがありません。
「死にたい」という人は心に甘えがあります。
心のなかで寂しさが屈折しています。
それだけ素直な心を持っているということでもありますが、誰でも傷つくことはあります。
そこから這い上がれないのは甘えです。
屈折した考え方をしてしまうのは、先祖の記憶のくりかえしなのです。
また、マイナスの念にとりつかれてしまうと自殺をすることがあります。
自殺をした魂が自力で成仏できた例はほとんどありません。
ではどうなるか。
自殺をした場所にずっといなければならないのです。
しかも、真っ暗闇です。
何もみえない所です。
音も聞こえない。
何十年も何百年も。
念にとりつかれた、いわゆる霊障の自殺はまだ救われます。
ですが、堕落から陥った自殺は本当に厳しいおしおきを受けることになるのです。
自殺はご先祖様にも子孫にも迷惑をかける。
どんなに深刻な事態であっても、自らが気づき努力という名の行動に起こせば、連鎖反応が起きて現状が変わっていくはずです。
生きること、死ぬこと、幸せになることは平等であることにしっかりと気づいてください。
プラスのエネルギーは軽く、あたたかく、ものをつくりだします。
マイナスのエネルギーは重く、冷たく、ものをこわします。
少しずつでもプラスのエネルギーを出せば、マイナスをプラスに変えることができます。
全ての人、物、土地は波動を出しています。
色々な種類の波動がある。
高い波動もあれば低い波動もある。
強い波動もあれば弱い波動もある。
波動とはエネルギーのレベルや大きさのことをひとくくりに表現した言葉です。
そして波動にもプラスとマイナスがあります。
同じ波動は共鳴します。
類は友を呼ぶ。とは、まさに波動の共鳴のことです。
いじめられてしまう人は、いじめを呼び込む波動を出しているのです。
不幸は自らが招いていることに気づきましょう。
不幸な気持ちでいると「元気にしていた?」を「まだ生きてるの?」と受け取るようになってしまうのです。
ネガティブな反応を返すことで折角声をかけてくれた相手を不快にさせてしまいます。
ですが、波動も細胞の記憶であることが多々あります。
ご先祖様が人を信じられないような経験をし、その思いを強く細胞に刻んでしまった場合、子孫に受け継がれていきます。
産まれてきた子供には事情が掴めませんので、子供が高校生になるくらいまでは、親がプラスの波動でしっかりと守ってあげる必要があります。
意識をして、プラスの波動を出すように努力すれば、同じようにプラスの波動を持っている人や物が集まってくるようになります。
今までとは違う波動が出ているので、気づいたあとの人づきあいや好きなものがガラッと変わることはよくあることです。
また、建物や土地の波動に影響されて住んでいる人の波動がマイナスになることもあります。
本来、土地は全ていい波動を持っていたのですが、人間が色々と手を加えた結果、波動が荒れてきたのです。
現在では、土地の持つ波動にかなりの差がでています。
また、建物自体もプラスの波動を出しているものとマイナスの波動を出しているものがあり、住んでいる人の健康や波動に大きな影響を与えていることが分かります。
低い波動と高い波動はかみ合いません。
もし、周りに低い波動を感じたら自分を高い波動に持っていけばいいのです。
低い波動から影響を受けることもなくなるでしょう。
自分の波動がプラスの波動になっているかどうか、心の状態から省みましょう。
②カルマ、トラウマと潜在意識の自己浄化について
心のなかにネガティブなものが残っていると波動が荒れやすくなります。
大きくは3つ、カルマと潜在意識とトラウマです。
カルマとは相手につけてしまった心の傷です。
今生作ったものをカルマと呼びます。
ですから相手の心にも自分の心にも傷をつくらない生き方が大切です。
自分の心に傷を作るとマイナスの波動が出て、マイナスの発言をし、相手を傷つけることも多々あるからです。
続いてトラウマです。
トラウマは今生、心につけられた傷のことを言います。
自分がよかれと思って実行していることを頭ごなしに叱りつづけられたりするとトラウマが生まれます。
良心に反して嫌だ、いやだ。と思っていることを強制されるとトラウマになります。
最後に、潜在意識は魂の記憶であり、癖です。
過去生で浄化できなかったカルマやトラウマが潜在意識として残ります。
同じ失敗を繰り返したり、同じような原因が共通して見える時に潜在意識が見えます。
潜在意識は心の奥深い所にありますので、何年たっても何十年たっても同じ波動を作ってしまう。しっかりと気づく必要があります。
頑張れない。ふんばれない。立ち止まってしまう状況、
分かっているのに行動に移そうとしないで弱気になる状況、
悪い事だと分かっていても、手を伸ばしてしまうような状況、
欲しい欲しいと思っていたものが手に入った瞬間に要らなくなるような状態の裏には潜在意識が働いていて、判断を下しています。
カルマ、トラウマ、潜在意識は人間として生きている間にしか浄化ができません。
次の門でお伝えするヒーリング呼吸を実践して、自分の心の中にあるカルマ、トラウマ、潜在意識をしっかりと自己浄化してください。
カルマ、トラウマ、潜在意識ともに、原因を深く探ることは出来ないと思った方がいいです。
例えば、両親の問題でトラウマを抱えている人はとても多い。
確かに探れば一定の原因は分かります。小さい頃に親から虐待を受けていた場合、その原因は親の細胞の中にご先祖様の記憶が残っていたからだ。ということが見えてくるのです。
けれども、さらに原因をさかのぼって、そもそもなぜご先祖様が細胞の中に攻撃的な記憶を残してしまったのか。ということを追求しようと思ってもそれ以上は無理です。
情報がありません。
ですからトラウマの原因を解明しようと思うのはやめましょう。
カルマ、トラウマ、潜在意識は因果応報の法則と同じだと思って下さい。
あなたが自己浄化していかないと、必ず同じことがおこる。
だから、あなたが自己浄化して連鎖を消すのです。
出した流れは永遠に止まらずに流れる。
ネガティブな流れは永遠に流れ続ける。
そしていつか自分に帰って来る。
因果応報。
そうならないように、気づいた今から流れを止めましょう。
【第3の門】
①自己浄化のためのヒーリング呼吸実践
ここまで読んでくださったあなたに、ヒーリング呼吸の実践方法をお伝えします。
ヒーリング呼吸とは宇宙と1つになる方法です。
高次元の波動と1つになり、魂と身体がひとつになる呼吸法です。
すると、本当の自分を見つける事ができるのです。
ヒーリング呼吸で本当の自分を見つける事ができると、カルマ、トラウマ、潜在意識の枠組みから解放されます。
自分の中にあった物差しがどんどん無くなっていきます。
人に対する好き、嫌いも無くなり全くあたらしい価値観の中に生きることになるでしょう。
新しいストーリーが始まります。
交友関係もどんどん変わる可能性があります。
あなたの人生の主役はあなたです。
人生という舞台に必要な人や物は演目によって変わっていきます。
ヒーリング呼吸で本当の自分に目覚めると、舞台の設定も変わります。
古い交友関係が切れても気にしないでください。
新しい人との出会いをどんどん作っていきましょう。
高い波動を出した人同士が集まると、いつもお互いに協力できる交流が始まります。
何かを形にしたい時には助けてくれ、同じように自分も相手の助けになれます。
お互い落ち込んでいる時や、困っている時は、相手の前に現れて、持っている波動で相手を救ってあげます。
お互いの魂にストレスを与えない素晴らしい関係が築けます。
ヒーリング呼吸とは、空気中にあるプラスのエネルギーを体内に取り込み、波動を上げて宇宙と一体化する呼吸です。
空気中にプラスのエネルギーは沢山ありますが、1つ1つはそれほど大きなエネルギーではありません。
ただし、量は無限大にあります。
そこで、小さなエネルギーを沢山吸い込むことによって自分の波動を切り替えていくのです。
<ヒーリング呼吸の手順>
①あなたは今、広大な宇宙空間にいることをイメージします。
自分なりの宇宙空間のイメージで構いません。
例えば真っ暗なところに星がいくつか浮かんでいる程度でもOK。
火星に着陸してもOK。皮膚で宇宙を感じて下さい。
②そこまでイメージできたらヒーリング呼吸で宇宙のエネルギーを感じます。
ゆっくり鼻から息をすって鼻から出す呼吸を続けます。
息を吸う時にはとても穏やかなリラックスした状態を意識しましょう。
空気中のプラスのエネルギーを全部自分に入れるイメージを持ちます。
③鼻から吸ったエネルギーを、身体に巡らせて鼻からゆっくり出すイメージを持ちます。
④ヒーリング呼吸をつづけながら、ゆっくりとリラックスして全身に意識をむけます。
宇宙エネルギーを感じてください。
一呼吸することに身体がリラックスしていくイメージです。
身体の力を抜きながらヒーリング呼吸をさらに繰り返します。
※首のあたりがぼーっとしてきたり、身体がかゆくなったりする人もいます。
※呼吸が浅い人が多いので深く呼吸をすること。
呼吸が浅い=心の中に不安を感じている状態です。
焦らずにゆっくりと、鼻から息を吸い込みましょう。
※身体一杯になるまで息を吸います。もう吸えないと思っても最後ひと息更に吸います。
※息を吐き出す時も同じ 。
吐き切った時にお腹を更に引っ込めると吐き出せます。
⑤身体が温かくなることを感じます。
⑥回数に決まりはないので、身体の外側が何かを感じ始めるまで続ける。
その変化を感じたまま続ける。
⑦心地の良いエネルギーを感じます。
呼吸をするだけで嬉しくなったり、楽しくなったりする気持ちになります。
⑧20〜30分続けたら、ゆっくりと目を開けます。
続けることで、自分にとって良いエネルギーを感じ取れる状態に入ります。
宇宙の高い波動のエネルギーとつながっている状態になれているのです。
個人的に慢性的な痛みを抱えている場合は、そこに意識を向けながら呼吸をしましょう。
心の目で自分の体を視るとわかるのですが、シルエットの中で痛い部分に意識を集中するとそこだけ黒い影のように見えるのです。
そこに宇宙のとても美しいエネルギーを照らしていきます。
照らす事によって黒い部分が消えていくのが分かるでしょう。
もちろん、1回で完全には消えません。続けてください。
カルマ、トラウマ、潜在意識も美しい光で照らすことで浄化されます。
カルマ、トラウマ、潜在意識を文字にしてください。
そしてその字を光で照らします。
1回では消えませんので、何日も続けてください。
続けることで「気づき」が出てきます。
色々な気づきがあるので忘れないようにしましょう。
もし、10個問題を抱えていたら10個の言葉に光を順番に当ててください。
心の奥からこみ上げてくる熱いものがあるはずです。
特に専門の音楽は要りませんが、お好みで流しても結構です。
私は無音で取り組みます。
とはいえ神経質になる必要はないです。
エアコンの音などはそのままです。
呼吸を繰り返して行く間に気にならなくなります。
心穏やかにリラックスしてだらんとしますので、よだれ垂らす人も居るくらいです。
ゆったりとした瞬間に本当に心と身体が1つになったような感覚がある。
毎日20〜30分、修行だと思って続けてください。
自分で自分に必要なエネルギーを取りにいくのがヒーリング呼吸。
取り入れるのは今、自分に必要なエネルギー。
潜在意識が、潜在意識を浄化するために必要なエネルギーを宇宙から引っ張って来る方法だと思ってください。
終わったあとは何とも言えない爽快感があります。
例えば、私のセミナーに来ている方が、
このヒーリング呼吸を丁寧にゆっくり行った後、誰かにヒーリングを実施すると、
嘘のように力を発揮します。
ヒーリング呼吸後に会話をすると、一緒に会話をしている人の疲れが20〜30分ですっと抜けていくのがわかります。
つまり、家の中の自己浄化ができるようになるのです。
身の回りの空気がとても軽くなる事を感じることでしょう。
プラスのエネルギーはプラスを呼び込みます。
疲れて帰ってきた家族がマイナスのエネルギーを背負っていたら、お疲れ様。と言いながらプラスのエネルギーを分けてあげましょう。
エネルギーは分け与えればいいのです。
自己浄化から周りへのエネルギー伝播へ。
日々の積み重ねが大切です。
ヒーリング呼吸を積み重ねていきましょう。
②小さな喜びと少しの感動を大切にする
ヒーリング呼吸を実践し、身近な人に愛と喜びを与えると、感動と感謝をもらえる事が実感できます。
このキャッチボールがとても大切です。
魂でプラスのキャッチボールをしていると、心が健康になり、身体も健康になります。
ひとり自分だけが幸せであることに喜んでいる人は、周りにいる人に何も与えない。
本当の喜びは、みんなが心の底からポジティブになれることです。
霊的満足は自分の言葉や行いによって、人を喜ばせるエネルギーから得られます。
喜びのエネルギーは何よりも大きなエネルギーです。
自己満足はぬるい。他の人の満足を思った行動は努力や時間を使う事になります。
だからこそ、産まれるエネルギーも大きいのです。
沢山の人とプラスのキャッチボールが出来るように、日々の小さな喜びを大切にしましょう。
電車に乗っていた小さな赤ちゃんが笑顔で見ている。
道を歩いているときに誰かが嬉しそうに歩いている。
そこに気づくと、小さな喜び、幸せをもらったなと思えます。
嬉しくなって感動と感謝をそっとお返しできるのです。
皆、小さな喜びを感じなくなり過ぎている。
小さな喜びが沢山蓄積されているからこそ大きな喜びになるし、
大きなエネルギーになることを忘れてはいけません。
人の為に笑うという気持ちを忘れてはいけません。
笑わせようという気持ちを無くしてはいけません。
感動をおろそかにしてはいけません。
小さなことでいいのです。
小さなものの積み重ねが最終的には大きくなる。と、みんな知っているのにできない。
小さな喜びを見つけましょう。
小さな喜び、少しの感動でありがたい。と、思えるようになったら宇宙に広がっているプラスのエネルギーを上手に使える門を開いたことです。
ヒーリング呼吸の成果が見えてきたということでしょうか。
宇宙のエネルギーはものすごく薄く広がっています。
それをまとめて1つのボールくらいにすることで自己浄化ができます。
無限大にあるエネルギーだけれども、それを塊にするためには相当数を寄せてこなければならない。
そのために、喜びと感動ははっきりと意識することは訓練と思ってもいい。
探し上手になるということです。
自分で10個小さな喜びを見つけようとする癖がつくと、嫌な所に目がいかなくなるものです。
良い所にだけ目がいくようになるのです。
すると、対人間においても良い所を見つけるのが上手くなる。
誰も気づかない事に気づけるようになる。
それは喜びにも感動にもつながる。
マイナスに意識を向けないで生きましょう。
気づけていない人は、常に嫌な方をわざと見つけて、粗探しをしてしまう。
言葉にも波動があります。
ですから、絶対に自分の子どもを他人のまえでけなしてはいけません。
「この子はだらしなくて脱げばぬぎっぱなしで」などと言ってはいけません。
子どもは常に純粋です。
ポジティブな事を言っていれば子どもはそのまま伸びていくのです。
褒め言葉という喜びの波動を素直に受け取ってくれるのです。
ですから、子どもは人前では褒める。
謙遜する必要はありません。
子どもの小さなすばらしい才能に気づいて、感動しながら褒めてあげましょう。
叱る時は1:1でしっかり目を見て話せばいいんです。
大人も子どもも心はものすごく薄いガラスのようなものです。
いろんな振動を感じてプラス、マイナスと反応します。
あまりに汚い言葉をかけ続けられると、心の薄いガラスにヒビが入ってしまう。
心に傷がつくとなかなか治りません。
プラスの波動を持つ言葉を常にやりとりするように心がけて下さい。
旦那さんがふと顔を見て「その髪型似合っているな」と言ったとします。
「なにバカなこと言ってんのよ」というよりも「ありがとう」の方が言葉が短いし、プラスの波動が出ています。
忙しくて多くの会話が出来ない夫婦ほど 、言葉の持つ波動に敏感になって会話をして下さい。
ありがとう。という言葉の持つプラスの波動は、相手の心に小さな喜びを運びます。
家族との会話では特にプラスの波動を意識してください。
健康や運命は心の持ちようで必ず持ち直す事ができます。
ポジティブなエネルギーを引き寄せる事が全てを変え ていくのです 。
小さなところから日々の積み重ねを頑張りましょう。
③直感力を鍛える
折角ヒーリング呼吸で宇宙と繋がることができたのですから、更に自分の波動に敏感になれるように、直感力を鍛えるトレーニングもお伝えしましょう。
直感と第六感は同じです。
人間は誰もがみな持っている力です。
人間はもともと波動エネルギーから出来ています。
ですから、波動エネルギーの良い悪いについては本来は感じていなければならないのですが、随分と感度が鈍っているようです。
ただ、自分には直感があると気づけば、いつからでも磨かれていきます。
私たちは言葉に惑わされやすい生き物です。
儲け話を持ち込んで来る人に対して、直感ではあやしいぞ!と警戒していたとしても、言葉を使ってコミュニケーションしているうちに人間関係が築かれたような気がしてつい騙されてしまった。などという例はいくらでもあります。
言葉にまどわされず、直感で相手の持っている波動を視てみればわかります。
隠れがちな直感を改めて磨くために意識してみましょう。
磨くためには意識を向ける事が大切です。
意識を向けるためには「気」というエネルギーが必要です。
気を使ってみてください。つまり、気遣うのです。
職場の中で落ち込んでいる人がいたとします。
気遣いが無い人はその人が落ち込んでいる事も分からない。
けれど、気遣い出来る人は「気」という音波を出して周りを視ているので、音波に跳ね返ってくる「落ち込んでいる」「元気が無い」とメッセージをすぐにキャッチできます。
後ろ姿や遠くにいても相手のメッセージをキャッチできるようにしましょう。
自分がイライラしている時には気遣いができませんから、気遣いをするためには常に心が安定している、プラスのエネルギーを保つことが前提です。
気遣いを続けると直感力が磨かれていきます。
直感力を研ぎ澄ませば相手の心をある程度読めるようになるはずです。
8割当たれば直感力は合格。
お店を選ぶ際などに自分に合う店を選ぶように意識することも重要です。
迷ったら、直感で判断してみましょう。
そして出たあとに、相対的に自分にとってプラスだったのか、マイナスだったのかを考えてみます。
そのうち、見ただけですぐに判断できるようになってきます。
土地や建物、全てのことについてプラスかマイナスかを瞬間で判断できるようになります。
すると、マイナスの場や物を避けてプラスを取り込めるようになるのです。
ところが、プラスとマイナスを感じられるようになるとやたらと敏感に反応するようになってしまう人がいます。
それでは意味がありません。
びくびくしながらマイナスを避けて歩くのではなく、自分が常にプラスの波動を出せるように意識をして、マイナスの波動とぶつからないようにし、あとは堂々としていればいいのです。
マイナス、プラスを気にしすぎて一緒にいる人を不快にさせてしまってはそれこそマイナスです。
直感力を上手く生活に取り入れることを意識して、日々感覚を磨いてください。